「関係ないと思わずに生活を」 巨人・浅野翔吾が地元で一日警察署長
プロ野球巨人の選手で高松商出身の浅野翔吾選手(20)が10日、香川県警琴平署の一日署長を務めた。琴平町の金刀比羅宮のふもとにある広場ではトークショーを開き、集まった約500人の聴衆に特殊詐欺への警戒や交通安全を呼びかけた。 【写真】地元の中華料理店には少年野球チーム「屋島シーホークス」の子どもたちが背比べをした跡が残る。「しょうご」の文字が浅野翔吾選手 高松商時代のスタンドの応援曲で登場した浅野選手。一日署長就任にあたって学んだという、SNSを使った詐欺被害の増加や、交通死亡事故が夜間帯に多く起きている状況について説明した。最後に「県民のみなさんが事件事故に巻き込まれないのが一番。関係ないと思わずに生活してほしい」と呼びかけた。 浅野選手は2022年のドラフトで巨人に1位指名され入団。昨シーズンは1軍で40試合に出場し、打率2割4分、本塁打3本の成績を残した。 3年目となる来シーズンに向け、「ケガなく一年間東京ドームで戦う姿を見せられるように頑張りたい」と話した。 この日の午前は、県警本部で「110番の日」に合わせた「一日通信指令長」も委嘱された。(木野村隆宏)
朝日新聞社