そこでいくか!日本最速のGRスープラ、“意表をつく”オーバーテイクが話題沸騰 相棒も口あんぐり「なぜこんなに速いのか」
今季スーパーフォーミュラとスーパーGTのダブルタイトルを獲得した、au TOM'Sの絶対的エース坪井が菅生で見せた、82kgの“激重ハンデ”を感じさせない衝撃のオーバーテイクが話題を呼んでいる。 【画像】神業ドラテク、クラッシュ、脱輪…スーパーGT 衝撃の名場面 8選 12月29日に放送された、今季スーパーGTを名シーンで振り返る『ABEMA SUPER GTダイジェスト』総集編では、第6戦「SUGO GT 300km RACE」でau TOM'S(#36 GR Supra)坪井翔が魅せた、サクセスウエイト82kgを感じさせない豪快なオーバーテイクがピックアップされた。 ポイントリーダーとして挑んだ36号車は、82kg(実際には48kgの車載ウェイト&燃料流量リストリクター2段階ダウン)という過酷なハンデを負いながら参戦。それでも4位でスタートした決勝では、エース坪井が序盤からその重さを感じさせない圧巻の走りを披露した。 特に注目を集めたのが16周目。すでに2位まで順位を上げていた36号車は、首位のKeePer CERUMO(#38 GR Supra)を射程圏内に捉えると、圧巻のコーナーアタックでインサイドからオーバーテイクを成功させ、ついにトップに浮上した。 この見事なドライビングテクニックに、実況のサッシャ氏も「auが踊り出るか…右側から、インサイドから坪井がトップだ!」と興奮気味に伝えると、ファンからも「GT500の中で1番重いはずなのに、なぜこんなに速いのか…」と驚きの声が上がった。また、ガレージで見守っていた相棒・山下健太は、驚きのあまりに口をあんぐり開けて、信じられないといった表情を見せていた。 その後、36号車はこのまま逃げ切りを図るも、26周目にSC(セーフティカー)が出動したことで状況が一変。ウェッティな路面が乾き始め、ハードタイヤを装着していた今大会の優勝者Deloitte TOM'S(#37 GR Supra)等がペースを上げると、36号車が積み上げてきたリードが一気に消滅してしまった。 そして37周目、ついには、猛烈に追い上げてきた37号車にオーバーテイクを許すと、その勢いのまま4位に後退。最終的には4位を死守してフィニッシュとなったが、サクセスウェイト82kgという厳しい条件を考えれば、この結果は間違いなく大健闘と言えるだろう。 (ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)
ABEMA TIMES編集部