20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ 賞金総額過去最高に、無敗Vで約8,000万円<男子テニス>
20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ
12月18日に開幕する20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)の賞金が発表され、過去最高の総額205万ドル(約3億7,000万円)となった。 同大会は20歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位8選手が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。試合形式は4ゲーム制の5セットマッチでゲームはノーアドバンテージ方式。40-40になったらサービス側が選択できる。2017年から新型コロナウイルスの影響を受けた2020年を除き過去6度開催されている。 初代チャンピオンはチョン・ヒョン(韓国)で、以降はS・チチパス(ギリシャ)、J・シナー(イタリア)、C・アルカラス(スペイン)、B・ナカシマ(アメリカ)が優勝。昨年はH・メジェドビッチ(セルビア)が制覇した。 20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズの賞金額は以下の通り。 補欠(会場待機):1万5,000ドル(約220万円) 出場給:15万ドル(約2,200万円) ラウンドロビン勝利:3万6,660ドル(約550万円) 準決勝勝利:11万3,500ドル(約1,700万円) 優勝:15万3,000ドル(約2,290万円) 無敗優勝:52万6,480ドル(約7,880万円) また、今大会は創設当初から通常のツアー大会とは違った変則ルールで試合を運営。以下は特殊な今大会のみのルールとなる。 ・会場内では、ベースライン後方を除き、プレー中もファンの自由な移動が認められる。 ・各セット最初のコートチェンジ(第1ゲーム終了時)は行わない。 ・セット間の休憩は1分半。 ・コート上での試合前ウォームアップは廃止(コイントス直後に試合開始。試合前に別コートでウォームアップを終わらせておく)。 ・ファーストサービスとセカンドサービスの間は8秒。 ・直前のポイントが3本以内に終了した場合、ポイント間は15秒(4本以上は25秒)。 ・試合中、コーチの元に最新技術を使用した各選手のデータが送られ、会場で視覚的に選手に共有できる。 ・主審の台を低くし会場内の観客がどこにいても選手とコートを見えるようにする(ラインコールはすべて電子化)。 今大会はA・フィス(フランス)、A・ミケルセン(アメリカ)、J・メンシク(チェコ)、シャン・ジュンチェン(中国)、L・ティエン(アメリカ)、L・ヴァン・アッシュ(フランス)、N・バサバレディ(アメリカ)、J・フォンセカ(ブラジル)の8名の出場が決まっている。