侍ジャパン、世代交代の時期は来ていない 多くのヤング侍が脚光浴びたプレミア12…それでも26年WBCは大谷翔平らメジャー組が主役
一方で球界が抱える難題も見えてきた。年々進行する極端な投高打低の環境だ。防御率1点台の投手が次々と台頭し、本塁打が出にくいシーズンでは投手、打者ともに『傑出度』が表面化しにくい。国際大会で通用する実力がシーズン中の数値に表れず、選手選考が難しくなっている。今季2本塁打の小園が2次リーグ米国戦で1試合2発を放ち、シーズンで防御率1点台を誇る救援陣が大リーガーのいない打線につかまる場面があった。
日本のプロ野球界で投高打低が続けば、侍ジャパンの強化が難しくなるように思える。(侍ジャパン担当・横山尚杜)