延長OGで追い付いた名古屋、PK戦を制してルヴァン杯4強進出! 広島はC・ロナウドと共闘の30歳FWら3人がPK失敗
[9.8 ルヴァン杯準々決勝第2戦 広島 1-2(PK1-3) 名古屋 Eピース] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 名古屋グランパスが2年連続のルヴァンカップ4強進出を決めた。8日に敵地で開催された準々決勝第2戦でサンフレッチェ広島を相手に2-1で120分を終え、2試合合計スコアは2-2。PK戦を3-1で制し、2021年以来の優勝へまた一歩前進した。 4日に行われた第1戦ではアウェーの広島が1-0で勝利。ビハインドで第2戦を迎えた名古屋は前半9分に先制した。 左サイドの深い位置でFKを獲得し、キッカーのMF山中亮輔が左足でクロスを供給。FWパトリックが頭で合わせると、GK川浪吾郎に触られながらもゴール左に決まり、2戦合計スコアをタイに戻した。 広島はボールを握る中、前半36分にFW加藤陸次樹のパスを受けたFWドウグラス・ヴィエイラがペナルティエリア右から右足で鋭いシュートを打つが、わずかにゴール左へ外れて勝ち越しとはならない。 ハーフタイムを挟み、後半も攻撃のペースをつかむ広島。後半30分、カウンターからMF中島洋太朗がペナルティエリア左にパスを送り、フリーで走り込んだ加藤がGKランゲラックとの1対1から左足で合わせるが、シュートはクロスバーを越えた。 後半37分にはMF満田誠がゴール前に浮き球のパスを出すと、途中出場で新天地デビューを果たした元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアが巧みに収め、右足でボレー。代表戦でFWクリスティアーノ・ロナウドの得点をアシストしたこともある30歳ストライカーが見せ場を作るが、このシュートはGKランゲラックに防がれた。 そのまま90分を終え、広島は延長前半12分に待望のゴールを挙げる。意表を突く股抜きでDF徳元悠平をかわそうとしたMF新井直人がペナルティエリア右脇でFKを獲得。キッカーのMF東俊希が左足で巻いたボールを入れると、ジャンプして手を伸ばしたGKランゲラックを越え、逆のサイドネットに吸い込まれた。 東のスーパー弾でリードを奪った広島だったが、延長後半7分に投入されたMF越道草太が直後にFW永井謙佑のクロスへの対応でオウンゴール。名古屋がトータルスコア2-2と同点に追い付き、勝負の行方はPK戦に委ねられた。 PK戦では先攻・広島の1人目のパシエンシア、2人目の満田が連続で失敗すると、4人目のMF松本泰志のシュートをGKランゲラックがストップ。ランゲラックは後攻・名古屋の2人目のキッカーとしても成功し、PK3-1の勝利に大きく貢献した。