約1万5000人が大集結「呉を好きな人がいっぱい」“艦娘音頭大会” や “夜戦” の提督に密着 艦隊これくしょん
広島県呉市で開かれた2年ぶり3度目のイベント「艦これ」についてです。今回も、提督たちの盛り上がりを取材しました。 【写真を見る】約1万5000人が大集結「呉を好きな人がいっぱい」“艦娘音頭大会” や “夜戦” の提督に密着 艦隊これくしょん 呉に集結したのは、人気オンラインゲームでアニメ化もされた「艦隊これくしょん」のファンたちです。 末川徹 記者 「行楽日和となりました。呉市の大和ミュージアムです。ゲームの参加者は『提督』と呼ばれ、朝から多くの人が並んでいます」 神奈川からの提督 「50センチほどのぬいぐるみを連れてきた。妹の “榛名” もいるが、持てないので…」 艦これは、提督が実在した艦船の名前を持つキャラクター「艦娘」を育てて、敵と戦うゲームです。 愛知からの提督 「 “赤城” が好き。全国から集まるので、提督との交流も楽しい」 末川徹 記者 「船に乗って、艦船めぐりのツアーもあります。目の前には、護衛艦などが並んでいて、提督たちもうれしそうな表情です」 間近で迫力ある軍港クルージングを楽しんでいました。 山口からの提督 「山口では大きな海軍基地がないので、貴重な体験。将来の息子に(艦これを)教えたい」 朝から最終便までほぼ満席という盛況ぶりでした。 旧海軍の拠点「鎮守府」が置かれ、およそ140年の呉市。各地で、スタンプラリーや限定グッズが販売されました。 島根からの提督 「予算5万のうち4万3000円を吹き飛ばした。ぺんぺん草しか残っていない。5000円しかないので、あとでお金をおろす」 ゲームの声優たちも登場した野外ステージです。地元での一大イベントとして、新原市長も駆けつけました。 呉市 新原芳明 市長 「呉を好きな人がいっぱい。日頃から訪ねてくれているので、非常にありがたい」 その後、市内のホールでは、“夜戦” と呼ばれる夜のイベントが繰り広げられました。 すると突如、現れたのは、鬼のやぶです。呉市では、神様に仕える存在として1300年以上の歴史があります。棒が激しくぶつかり合う白熱した舞台に提督たちも、手拍子で応えました。 午後8時、居酒屋 利根本店です。艦船にちなんだ名前であることから、艦これの聖地となっています。
富山からの提督 「(艦これの魅力は)初めましてでも会話できるところが好き」 埼玉からの提督 「おいしい店を開拓できることが魅力」 居酒屋 利根本店 内野静香 社長 「全国各地から来てくれてにぎわっている。人の流れも交流も生まれ、働いて楽しい。いいことづくめ」 イベントを通じてゲーム上だけでない、提督たちの友情の輪が広がったようです。 主催者によると、全国からのべ1万5000人の提督が集結しました。今後の開催予定は、「呉のみなさんの要望があれば、また力になりたい」としています。
中国放送