岡山県美作市の萩原誠司市長

　岡山県美作市の萩原誠司市長が同市の自宅の畑で野焼きをした際に火が燃え広がり、消防が出動していたことが17日、関係者への取材で分かった。市長は道交法違反（速度超過）の疑いで警察から出頭要請を受けたことと併せ責任を取るとして、自身の給料を減額する条例改正案を24日開会の市議会臨時会に提出する。 　関係者によると14日正午過ぎ、市長が畑で刈った草を燃やしていたところ火が周辺に拡大して自ら119番。市消防本部の職員や消防団員が消火に当たり、草など約390平方メートルを焼いたという。けが人はおらず、建物への延焼もなかった。 　14日は祝日で公務はなかった。市長は山陽新聞社の取材に「すごい勢いで燃え広がってしまって通報した」と説明。「市民への謝罪の意味で給料を減額する」と述べた。 　市は今月9日、市長が兵庫県内の中国自動車道で自家用車を運転中、制限速度を超えた疑いがあるとして、同県警から出頭の呼び出し状が届いたことを明らかにしている。