中日1位・金丸夢斗、大谷翔平も愛用のグッズと入寮 「HUGO BOSS」スーツに「西川」寝具、一流品使って超一流へ駆けのぼる
中日の育成を含む新人8選手が8日、名古屋市のナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」に入寮した。ドラフト1位左腕の金丸夢斗投手(21)=関大=は米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)がブランドアンバサダーを務める「HUGO BOSS(ヒューゴボス)」のジャケットを身にまとって入寮。一流選手としての階段を上っていく新生活へ意気込んだ。新人合同自主トレは11日からナゴヤ球場で始まる。 ◆中日・金丸夢斗、プーさんを両手に笑顔【写真】 寒空の下、金丸がバシッと決めてきた。「待ちに待ったプロ野球生活が始まりますね」。名古屋での新生活に思いをはせて身にまとったジャケットには「BOSS」という文字が刻まれていた。 ヒューゴボスは大谷がブランドアンバサダーを務め、ドイツの高級紳士服として世界的に知られるブランド。金丸はドラフト指名後、知り合いにヒューゴボス製のスーツを仕立ててもらったという。その後、スーツに合わせるように、同じブランドの上着を購入した。大谷は雲の上の存在で、「(語るのは)おこがましいです…」と話したものの、高級品を身に着けるのはプロ野球選手になった証し。一流として階段を上っていく夢は広がっていく。 自己投資は多岐にわたる。自室で使うマットレスも同じく大谷が愛用している寝具メーカー「西川」製のものを新調。昨春の関西学生リーグ戦中に腰の骨挫傷を発症し、「腰に負担のかからないものを選びました」。現状にピッタリな品を選んだ。 「大谷選手をはじめ、多くのアスリートが使っていますし、睡眠の意識から変えていこうと思いました」 腰の完治を最優先に掲げ、年始から約2カ月ぶりにキャッチボールを再開。11日から新人合同自主トレがスタートしていく中、起床後は大学時代と同様に自室でストレッチの時間も設けるつもりだ。これまでも愛用していたストレッチポールや筋膜リリース機器も持ち込み、睡眠の相棒には抱き枕として使うくまのプーさんのぬいぐるみを2体持参。いずれもクレーンゲーム機で獲得したもので、「(ベッドの)両サイドに置いて、抱いて寝ようと思います」。準備はしっかり整えた。 前夜(7日)は自らのリクエストで母・淳子さんお手製のグラタンをほおばった。「普段通りに『行ってきます』と出てきました」。
中日スポーツ