福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の新キャラ「シシカゲ」登場 着ぐるみお披露目会
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館のマスコットキャラクター「シシカゲ」の着ぐるみのお披露目会が11月3日、福井市の同館で開かれた。今後は同館のイベントなどに登場するほか、地元の一乗小児童とも協力し、遺跡や同館の魅力発信に取り組んでいく。 シシカゲは同遺跡の発掘調査で出土した国重要文化財の刀装具「獅子目貫(めぬき)」がモチーフのキャラクター。完成した着ぐるみを活用して交流サイト(SNS)での告知や展示説明などを行う。 お披露目会には「一乗子ども観光大使」を務める児童14人が陣羽織姿で出席。愛らしい姿の着ぐるみが登場すると「かわいい」などと歓声を上げた。お披露目会後、シシカゲと観光PRなどで相互連携を図る協定書を交わした。清水邦夫館長は「一緒にいろんなPRをして、たくさんの人に博物館と遺跡を知り楽しんでもらえるように取り組んでほしい」と呼びかけた。 19日には児童とシシカゲが復元町並で観光ガイドやPRに取り組む。一乗小6年の藤田扶美さんと吉田夏絃さんは「シシカゲは思ったより大きくてかわいい。魅力を発信する大使として、学んだことを説明できるよう頑張りたい」と話していた。
福井新聞社