「とにかく走りが好き」だったら素うどん的なクルマもあり! 安さが魅力の「モータースポーツベース」車両5台
普段の街乗りでも楽しいのが魅力
3台目は、今年9月に「もっとも長く続いている自動車のワンメイクレースシリーズ」としてギネス世界記録を達成した、メディア対抗ロードスター4時間耐久レースと同時開催されたり、ジャパンツアーシリーズや東日本シリーズなどの選択肢も多く毎年盛り上がっている「ロードスター・パーティレース」。こちらもナンバー付き車両で行うレースとなっていて、ベース車両がロードスターNR-Aです。 通常のグレードである「S」をベースに、レースを楽しむための冷却性、耐久性を強化しており、パーティレース公認の車高調整式サスペンションも標準装備。普段の街乗りから、なにもセッティングすることなくそのままレースに参加できるという手軽さが魅力的です。1.5リッターガソリンエンジンの6速MTで、価格は306万4600円となっています。 4台目は、ワンメイクレースの開催はないものの走行会などのサーキット走行から、ジムカーナ、ラリーといった競技にも参加可能となっているモータースポーツベース車両、MAZDA2 15MB。こちらも通常グレードの「15C」をベースに、モータースポーツを楽しむための動力性能を強化したもので、15MB専用となる軽量アルミホイールを採用するなどで、約10kgの軽量化をはかっており、街なかでも軽快な走りが爽快なモデルとなっています。 1.5リッターガソリンの6速MTで176万8800円。運転支援装備や快適装備はかなり省かれ、マニュアルエアコンとなりますので、本当に走るのが好きな人ならきっと楽しめるモデルとなっています。 5台目は、ラリーなどのモータースポーツ参戦車両として用意されている、GRヤリスの「RC」。こちらはかなり装備を割り切った仕様となっていて、エアコンは12万円ほどのオプション、オーディオレスで運転支援装備やスマートキーの設定もなし。LSDはオープンデフとなっていて、コスパが高いのも特徴です。 通常のグレードだと448万~533万円と高額になるところ、RCは349万~384万円という手頃さ。安全装備が省かれるため軽量で、走りの楽しさもひと味違うと評判です。 ということで、余計な豪華装備がいらない人や、スポーツカーのなかでも「素」の楽しさを求める人、コスパを優先する人は、こうしたモータースポーツベースグレードもチェックしてみてはいかがでしょうか。
まるも亜希子