【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
シャーシとブレーキ
新型コンチネンタルGTスピードと新型コンチネンタルGTCスピードはどちらも新設計の「ベントレー・パフォーマンス・アクティブ・シャーシ」を採用した。 このシャーシには、アクティブ・オール・ホイール・ドライブ、エレクトロニック・リミテッド・スリップ・デファレンシャル、オール・ホイール・ステアリング、トルク・ベクタリング(前後および左右)、アクティブアンチロール・システムであるベントレー・ダイナミック・ライド、新世代のESC制御ソフトウェアが装備される。 加えて、より洗練されたチューニングを可能とする新設計のデュアル・バルブ・ダンパー・システムとデュアル・チャンバー・エア・スプリングも装備されることにより、すべてが相まって、パフォーマンス、ハンドリング、快適性が、これまで以上の素晴らしい融合を遂げたと彼らは言う。 新設計のツインバルブダンパーには複数のメリットがあり、ソフト設定とハード設定の間の力の分散が改善され、路面からの振動の遮断と車体の挙動安定のどちらかを大きく妥協する必要がなくなったと語る。ダンパーのECUによって縮み側と伸び側の減衰力が別々に制御されるため、伸縮方向が切り替わるときの車体制御が向上したという。 ハイブリッドバッテリーを巧みに配置した結果、49対51という理想的な重量配分となり、全体的な運動能力とステアリングフィールがともにアップした。 この重量配分により、攻めた走りでのバランスが自然と向上し、さまざまな運転スタイルを楽しめるようになっています。高度なESCシステムが作動すれば、新型コンチネンタルGTスピードが揺るぎない安定感を実現し、トラクションを制御してオーバーステアを抑制する。 ダイナミックモードではリアアクスルのスリップがある程度許容され、ドライバーはカーブを安全に曲がるためのライン取りをしながら、コーナリング時の挙動をコントロール可能だ。 ESCシステムを完全にオフにすることも可能で、オフにすると、コーナリング中の挙動をアクセル操作でコントロールでき、ベントレー史上最もダイナミックなドライビングを体験できると彼らは付け加えた。 ブレーキシステムはこれまでと同じく2種類用意され、どちらにも10ピストンのフロントキャリパーと4ピストンのリアキャリパーが装備され、鉄製ベンチレーテッドブレーキ、ブレーキディスクはフロント420mm、リア380mmとなった。なおカーボン・シリコン・カーバイド・ブレーキ、ブレーキディスクはフロント440mm、リア410mmである。 ドライバーが感じる新シャーシのメリットは極めてシンプルで、コンフォートモードは今まで以上に快適な乗り心地となり、スポーツモードはボディーコントロールが向上しているという。