2億ドル以上のSOLが中央集権型取引所に移され、強気の見通しに影を落とす
2024年3月の価格高騰を特徴づけたSOLのダイナミクスが再び現れ、このトークンの強気なテクニカルの見通しを曇らせた。 Coinglassによると、先週、中央集権型取引所では、ソラナ(Solana)のスマートコントラクトブロックチェーンを動かすトークンであるSOLに2億2721万ドル(約352億1755万円、1ドル=155円換算)の大幅な純流入が記録され、3月第3週以来の最高流入額となった。 3月には取引所へのSOLの純流入額が3億ドル(約465億円)を超えていた。興味深いことに、この瞬間はSOLの当時の価格上昇が200ドル付近でピークに達し、120ドルから200ドルの7カ月間にわたるレンジ相場への道筋をつけた時期と一致している。 取引所へのコインの大量移動は、保有者がコインを売却するか、またはデリバティブ取引やDeFi(分散型金融)戦略に活用する準備を進めていることを示している。 この流入の急増で、強気の「スローバック」パターンで重要なサポートを維持したことによって11月の高値260ドルを超える可能性を示唆するポジティブなテクニカルの見通しが曇ってしまった。 暗号資産(仮想通貨)オプション取引所のデリビット(Deribit)に上場されているSOLオプションの活動も、強気の盛り上がりを欠いている。データ分析プラットフォームのアンバーデータ(Amberdata)のデータによると、トレーダーはSOLの上昇に賭けるコールオプションを売り越している。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:SOL Worth $227M Moved to Centralized Exchanges, Clouds Bullish Technical Outlook
CoinDesk Japan 編集部