あなたは「ねっとり派」?「ほくほく派」?全国で大注目「北海道産サツマイモ」生産量急増のワケ
一方で課題も…寒さに弱いサツマイモの保管方法にひと工夫!
右肩上がりの道産サツマイモ。 さらに広げていくには大きな課題があります。 (北海道立総合研究機構 野田智昭さん)「サツマイモは寒さに弱いので、10℃以下になると傷んでしまう。適温は12~13℃と言われていて、この温度で保管する倉庫や場所を確保するのがこれからの課題」
課題克服の動きはさっそく広がっています。 十勝の音更町では2023年からサツマイモの試験栽培を開始。 ビニールハウスで保存するのですが… (JA木野 青木健治さん)「これは温泉水が中に回っていて、その温かみを温風に換える熱交換器です」
近くの温泉の熱を活用して、ハウス内の室温と湿度を管理するのです。 余熱を利用する工夫で一石二鳥です。
(JA木野 青木健治さん)「ブロッコリーを作っているんですけど、温暖化の影響で作りづらくなっていて、選択肢の1つになる作物を探すというところでサツマイモにいきついた」
取り組みあの手この手。 北海道の秋の味覚として「道産のサツマイモ」が定着する日は、そう遠くないかもしれません。