オリックスバファローズの頼れる4番!杉本裕太郎選手が初のサヨナラ本塁打で「スカパー!サヨナラ賞」を受賞
パ・リーグ オリックスバファローズ 杉本裕太郎選手が、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】チームメイトにドリンクをかけられ祝福される杉本裕太郎選手 杉本選手は、8月23日京セラドーム大阪で行われた対千葉ロッテ20回戦、0対0の同点で迎えた9回裏、二死無走者、カウント3ボール2ストライクの場面で、右中間スタンドへの劇的なサヨナラ本塁打を放った。 この試合、オリックス先発カスティーヨ投手が5回までピンチを作るものの得点を許さず、6回以降はリリーフ陣が無失点でつなぐ好投を披露。一方、打線は千葉ロッテ先発カイケル投手を捉えられず、7回まで3塁を踏めず、続く8回裏も変わった澤村投手に3人で抑えられてしまう。息詰まる投手戦で両チーム無得点のまま、試合は、9回裏に突入する。オリックスは2番からの好打順だったが、千葉ロッテの守護神・益田選手の前に簡単にチャンスは作れず、2者凡退のまま4番杉本選手に打席が回った。見送りとファウルで2ストライクに追い込まれるも、3球連続ボールによりカウントは3ボール2ストライクとなる。フルカウントからの6球目、外角に投じられた直球を振りぬくと、打球は右中間スタンドに突き刺さり、杉本選手にとって初のサヨナラ本塁打となった。 頼れる4番の豪快な一振りでチームは連敗を止め、逆転でのCS進出に向け、大きな勝利を手に入れた。 ――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします 「僕自身初めてのサヨナラホームランだったのでとても嬉しいです」 ――8月中、リーグでは7回サヨナラ勝ちが出たそうなんですが、その中でサヨナラ賞に選ばれました。改めてですかお気持ちいかがでしょうか? 「紅林(弘太郎)のサヨナラよりはいい打球だったんで、あれには勝てるだろうなと思ってたんで(笑)。でも、選ばれてすごい嬉しいです」 ――打席に向かう時、0対0での試合で重い試合でしたが、どんな気持ちで打席に入りましたか? 「特にいつもと変わらずに、あの冷静に力むのだけはちょっと避けて、冷静にボールを見極めて、ツースリーになったんでちょっと覚悟を決めて、強く振ることを心がけました」 ――覚悟を決められたっていうのは、どういったお気持ちの変化があったんでしょうか? 「球種を絞ったりとかカウントによって変えたりとかいろいろしてるんですけど、一球だけに関してはまっすぐ一本に絞って打ちました」 ――手応えとしてはいかがだったでしょうか? 「右中間にライナーでいい打球が飛んだんですけど、ホームランになるとは思わなかったですね。ギリギリ入ってくれたんで、よかったです」 ――サヨナラはプロ初ということで、入った瞬間の気持ちってのはいかがでしたか? 「僕もいつかサヨナラホームラン打ってみたいってずっと思ってたんで。あの場面で打てて、とても嬉しかったです」 ――ホームインされて、ホームベース上での昇天ポーズは初めてだったと思いますが、どうでしたか? 「自然と出たというか、みんなアクエリアスとかかけてくれて、嬉しかったです」 ――9月10日の試合でも5回席に飛び込むホームランもありましたし、今のご自身の調子としてはいかがでしょうか? 「だんだん良くなってきてると思います」 ――シーズンも残りわずかになってきて、ホームゲームでする試合も少なくはなってきてるんですけど、まだサヨナラ勝ちを決めるチャンスというのが残っているので、意気込みというのを聞かせ願いますか? 「またこのような賞をもらえるように頑張ります」 ――好きな球場を教えてください 「エスコンが好きです。理由は狭いんで、すぐ入りやすいことです」 ――最近ハマっていることがあれば教えてください 「最近は『ONE PIECE』にハマってます。テレビは日曜日で見れないんで、ジャンプを見てます。すごい面白いところなってきてるんで、それを楽しみに1週間を過ごしてます」 ――サヨナラにまつわるエピソードが何かあれば教えてください 「今回2回目のサヨナラなんですけど、1回目が何年か前のタイムリーヒットだったんですけど僕の前にTさん(T-岡田選手)のフェンス直撃のタイムリーで同点になってからの僕のサヨナラタイムリーやったんですけど、今回はサヨナラにまつわるエピソードということで、その1回目を思い出したというか...その時は選ばれなかったんですけど(笑)」 ――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします 「いつも応援ありがとうございますまた痺れた場面で打てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部
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