上田隼翔選手＝鳴門市撫養町斎田で２０２２年２月２０日午後１時４８分、国本ようこ撮影

　◇信頼集める副主将　上田隼翔（うえだ・はやと）内野手（２年） 　穏やかな人柄で信頼を集める副主将。１年秋から内野手としてレギュラー入りし、昨秋の公式戦から二塁手。秋の県大会では上位打者として４試合中３試合で二塁打を放ち、打率４割超えを記録。優勝に貢献した。 　野球漬けの日々を送ろうと、鳴門を選んだ。昨秋は主将を任されたが「自分の事で精いっぱいで、チームをまとめるのが難しかった」。自分と向き合う時間を作ろうと、三浦鉄昇選手と替わった。「悔しかったが、三浦は前向きで安心して任せられる。僕は求められる役割で仕事をしたい」と笑顔だ。「残り１カ月で追い込み、打撃を強化したい」 　八木中（奈良県橿原市）出身。右投げ左打ち、１６６センチ６９キロ。好物はラーメン。 　◇チーム一の努力家　由谷豪太良（ゆたに・こうたろう）内野手（２年） 　「真面目で、練習に全力で取り組んでいる」とメンバーが認めるチーム一の努力家。誰より早くグラウンドに現れてバットを振る。秋の公式戦で三塁を守り、９番打者として５安打を放つ活躍で上位打線につなげた。 　「少数精鋭の学校で甲子園を目指したい」と和歌山から鳴門に進学。秋の四国大会決勝では、自らの失策が失点につながり、悔いが残った。「勝って神宮大会に行きたかったのに、自分が足を引っ張ってしまった」。今の座右の銘は「捲土（けんど）重来」。その言葉通り、センバツでは「ピッチャーを助ける守備をしたい」と挽回を誓う。 　太地中（和歌山県太地町）出身。右投げ右打ち、１７７センチ７８キロ。好きな食べ物はとんかつ。