【インターハイ女子注目選手】林琴美と小松美羽(岐阜女子)「チームの命運を握る司令塔コンビ」
■ケガをしたからこそ見えてきたものがある
その小松の大阪薫英女学院中学校の先輩でもある林は、高校でも下級生の頃から試合経験を重ねてきた一人。昨年のウインターカップでは準優勝を経験するなど、落ち着いたゲームメークと力強いドライブなど攻撃の起点となる選手だ。今年はキャプテンを務め、「キャプテンである以上は自分が必ず最後まで引っ張っていくつもりでやっています」と、決意を語る。 「ケガをしたことでそれまで見えなかったことを見ることができたので、今はそこを(プレーに)生かせていると思っています」と、ケガの期間を振り返った林。例えば「(ケガをする前は)ピックを使った後、ダイブした人にだけパスをしていたのですが、今はディフェンスの寄りなども見ることができた上でパスをさばけています」と、教えてくれた。また、その間に「自分が焦るぐらい周りも成長して、もっと頑張らないといけないなと思っています」と、チームメートの成長もヒシヒシと感じたよう。 「体力面であったり、フィニッシュのところでシュートを落としてしまっていることがあるので、しっかり夏までに体を強くして相手に当たられても負けないような強さをチームで作っていきたいです」と、夏への思いを語った林。 福岡の地で行われるインターハイでは、攻防において強気のプレーで引っ張る2人のガードに注目だ。
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