きょう30日(水)は朝まで雨の降る所がありますが、日中は天気が回復傾向で、午後は晴れ間の戻る所が多いでしょう。ただ、南からは台風21号が北上してきており、沖縄では、きょうから11月1日(金)にかけて、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。

雨雲や前線は東の海上へ

30日(水)午後3時の雨予想

　けさは紀伊半島から東北にかけてまとまった雨雲がかかっており、雨足の強まっている所があります。これは前線に伴う雨ですが、このあと前線は東の海上に離れるため、まだ雨が降っている所でも日中には止む見込みです。午後は雲も次第にとれて、晴れのエリアが広がるでしょう。

30日(水)の天気予報と予想最高気温

　最高気温はきのうより高く、西日本では25℃以上の夏日になる所もある見込みです。東京でも23℃まで上がって、肌寒さは解消されそうです。ただ、夜からは風が強まってきますので、薄着だと肌寒く感じられるかもしれません。

沖縄はきょうから暴風・高波に厳重警戒

台風21号の進路予想（上）と台風21号に関する情報（下）

　そして、もっと風が強まるのが、台風が近づいてきている沖縄です。 　大型で非常に強い台風21号は、あす31日(木)に石垣島など、沖縄の八重山地方に接近するおそれがあります。沖縄ではきょうから波や風の影響がでる見込みで、11月1日(金)にかけては、波の高さが7メートルから9メートルの大しけとなり、風は瞬間的には30から35メートルと非常に強く吹くことが予想されます。暴風や高波に厳重な警戒が必要です。 （気象予報士・多胡安那）