【Q&A】太平洋戦争とは?
Q:沖縄では地上戦も行われたんだよね?
連合軍は45年4月1日に沖縄本島中西部(読谷村周辺)に上陸します。しかし、日本軍は本土決戦を見据えて沖縄では時間を稼ぐ持久戦をとることにします。沖縄が「捨て石にされた」と言われる所以(ゆえん)です。そのため、上陸時に水際での戦闘はなく、連合軍は無血上陸しました。 日本軍は沖縄本島南部に兵力を固め、ゲリラ戦を展開しました。しかし、連合軍の陸・海・空からの激しい攻撃におされ、最終的には本島最南端の糸満市摩文仁(まぶに)にまで追い詰められます。6月23日に現地の日本軍司令官が自決したことを持って組織的な戦闘は終結しましたが、3か月に渡る激戦によって日本軍、連合軍、沖縄県民を含めて約20万人が命を落としました。当時の沖縄の住民の4人に1人が犠牲になったとされています。
Q:太平洋戦争はどう終結したの?
8月6日に広島、9日には長崎に原爆が投下されました。そして、昭和天皇が降伏を決断します。日本は14日に米英中首脳(※)による降伏勧告(ポツダム宣言)を受諾。翌15日に「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び……」とのフレーズで知られる 昭和天皇の玉音放送(終戦の詔書)がラジオで流され、国民に知らされました。 アジア太平洋地域で1000~2000万人ともいわれる人が犠牲となった戦争はこうして終わりました。 (※)…後にソ連も参加