冷戦終結後のアジアと日本(1) ウクライナという挫折 :平野健一郎・東大名誉教授
注釈
(※1) 渡辺利夫(1939-)は、東京工業大学名誉教授、拓殖大学顧問。1985年に刊行された『成長のアジア 停滞のアジア』(東洋経済新報社 1985年/講談社学術文庫 2002年)は、「停滞するアジア」というイメージに疑義を呈した。 (※2) John King Fairbank(1907-1991)は、冷戦期のアメリカを代表する中国研究者。ハーバード大学教授。主に19世紀後半の清朝の対外関係史を専門としていた。
【Profile】
平野 健一郎 東京大学名誉教授。専門は国際関係史、国際文化論。1937年生まれ。東京大学教養学部教授、早稲田大学政治経済学部教授などを歴任。1989-1991年にアジア政経学会理事長。