「60歳代後半シニアの就業率」は52%と半数超え…シニアの所得事情も解説
「働けるうちはいつまでも」働きたい…そんなシニア世代におすすめの仕事とは?
近年、多くの人が60歳をすぎても働きたいと考えていますが、実際のところ何歳くらいまで働きたいと考える人が多いのでしょうか。 前述の調査からは「働けるうちはいつまでも」働きたいと考えている人が多いことが分かります。定年退職という枠組みにとらわれず働こうという考え方は、現代人の共通認識の1つなのかもしれません。 ●【全体・収入のある仕事に従事】「何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいか」の回答結果 〈全体(1755名)〉 ・65歳くらいまで:25.6% ・70歳くらいまで:21.7% ・75歳くらいまで:11.9% ・80歳くらいまで:4.8% ・働けるうちはいつまでも:20.6% ・仕事をしたいとは思わない:13.6% ・不明・無回答:1.9% 〈収入のある仕事をしている者(654名)〉 ・65歳くらいまで:11.6% ・70歳くらいまで:23.4% ・75歳くらいまで:19.3% ・80歳くらいまで:7.6% ・働けるうちはいつまでも:36.7% ・仕事をしたいとは思わない:0.8% ・不明・無回答:0.6% また、定年後のキャリアについて「セカンドキャリア」と表現されることもあります。自分の好きな仕事に定年退職後に就けたというシニア層も少なくありません。 それでは、就労意欲のあるシニア層に門戸を開いている職業には、どのようなものがあるのでしょうか。続いて、シニア層におすすめの仕事を紹介します。
シニアにもおすすめの仕事:飲食店などの店舗スタッフ
飲食店などの店舗スタッフであれば半日のみ、早朝のみ、フルタイムなど自分のペースで働きやすい傾向にあります。また、自宅近くのお店であれば通勤の負担も軽減できます。 レジ打ちや品だしを週に何度か3時間前後することで、数万円程度の収入になるでしょう。軽い運動になったり、人とかかわるきっかけにもなったりするとも考えられます。
シニアにもおすすめの仕事:清掃業
清掃業は掃除道具を持って動きまわるため、シニアの体力的に厳しいと感じる人も少なくないと思われます。 体力に自信がある方や身体を動かすのが好きな方は、仕事中は身体も脳もフル稼働させるため健康維持にもつながります。 また、職場によって違いはあるものの、清掃業はミドル層以上の人が多いことが少なくありません。若い人が多い職場やノリの良さが求められる職場を好まない人にもおすすめです。