ゼリーのような食感の高級柑橘「紅まどんな」大切な人へ…16日販売解禁
高級かんきつ「紅まどんな」の選果が14日、松山市福角町のJAえひめ中央堀江選果場で始まった。16日に販売が解禁され、1月上旬まで全国の店頭に並ぶ。
紅まどんなは、県が開発した「愛媛果試第28号」のうち、糖度など一定の基準を満たした品質の良いものに与えられた名称。ゼリーのような果肉の食感や、皮の薄さが特徴で、贈答用として人気が高い。 JA全農えひめなどによると、紅まどんなの今年の予想生産量は約4200トンで、全体の7割以上をJAえひめ中央が取り扱う見込み。今年は梅雨明けの異常降雨などで、やや着色が遅れているものの品質に影響はないという。 同選果場には、同市などの農家が約30トンを持ち込み、従業員ら約65人が大きさや傷などを確認して、等級ごとに分けて箱に詰めた。JAえひめ中央営農部の清家伯弘部長代理(51)は「日頃お世話になった人への贈り物や、自分へのご褒美にしていただいたら」と話していた。