[コイツはヤバい]ランカーシーバス捕獲兵器。規格外ビッグベイトすら思いのまま。SOPMODの威力がスゴい。
流入河川の河口エリアへ移動。さらに反応は続く!
スポットを大きく移動。次に狙ったのは、中海へと注ぐ流入河川の河口部、オープンなエリアだ。この移動が奏功し、衣川さんの操るトップウォータープラグに2尾目のシーバスが反応! 【画像キャプション】2尾目は70cm弱。流入河川の河口付記のシャローエリアだ。 【画像キャプション】2尾目のヒットルアーはこちらも衣川さんお気に入りの、ビッグペンシルベイト『マグナムボウクン(ガウラクラフト)』。 衣川「スライドで大きく動き過ぎずしっかりと刻めるルアーです。スプラッシュでのアピールするイメージで使用しました」 トップウォータープラグに反応させキャッチした2尾目。ルアーをあえて激しめに動かし、派手なスプラッシュで出してアピールさせたのが功を奏した。 衣川「いい感じ! これはひょっとして中海の秋、始まったのかもしれない! この後に行くポイントでそれがはっきりしますよ」 この後のポイント? それは一体…?
集魚力の強い大型ルアーは、「オープンエリア」でこそ威力を発揮する
次に入ったポイントは、これといった特徴のないオープンなエリア。こ、ここでシーバスを狙うんですか…!? 衣川「夜、シャローエリアでベイトを積極的に捕食していたシーバスは、日中、隣接するディープに落ちて過ごすことが多い。この個体を、オープンエリアで狙うんです」 な、なるほど…。 衣川「一見、取り止めのない釣りに見えると思いますが、ビッグベイトの持つパワーを最大限活用する釣りなんです。捕食モードではないシーバスのスイッチを強引にONにして、さらに表層まで誘い出す、アピール力のある大型ルアーだからこそ成立する釣り方です」 先ほどの杭周りの釣りとは真逆の釣りだが、これこそが秋の中海の本命パターン。衣川さんと船長が試行錯誤を繰り返してたどり着いたシーバスゲームである。 衣川「こんな釣りなんで、半端なサイズのルアーを使っていると、シーバスから認識されてないんじゃないかって不安になるんです」 その不安から、ルアーサイズをどんどんと大きくしたくなるという。まさに、ビッグベイト中毒! 衣川「極端なことを言うと、ストラクチャーの釣りはビッグベイトでなくても成立しますよね。でも、このオープンエリアのボトムからシーバスを引きずり出す釣りは、ビッグベイトでないと成立しない。反応させられたときの喜びはホント、たまらないですね!」 残念ながら、シーズン初期ということもあり、この釣り方ではキャッチに至らなかったが、シーバスのチェイスは何度もあった。季節が進めば、これらの個体の反応がさらに良くなるはずだ。 【画像キャプション】ストラクチャーフィッシュという概念を取っ払う!惜しくもキャッチまでは至らなかったが、何度もチェイスがあり、そのポテンシャルを感じさせられた釣り方。シャローでの捕食活動を終え、深場に潜むスイッチOFF状態のシーバスを、ビッグベイトが持つパワーで強引に喰わせる。