[コイツはヤバい]ランカーシーバス捕獲兵器。規格外ビッグベイトすら思いのまま。SOPMODの威力がスゴい。
シーバスフィッシングの魅力の1つは、様々な釣り方を許容する懐の深さだ。大型ルアーでシーバスの限界に挑む衣川さんは、その魅力に取りつかれたアングラー。自身がプロデュースする専用ニューロッドとともに、ビッグベイトの釣りを解説してもらった。 《イラスト解説》深場に潜むスイッチOFF状態のシーバスを、ビッグベイトが持つパワーで強引に喰わせる
解説して頂くのはビッグベイトシーバス界の異端児!
◆衣川 真吾(きぬがわ・しんご) 兵庫県姫路周辺のエリアをホームとして、大型ルアーを使用したシーバス釣りで活躍。中海にも足しげく通い、ビッグベイトの有効性を実践の上で提唱。ゼナックのフィールドテスター。
ベイトが大型化する秋こそBB(ビッグベイト)パターンがハマる!
ビッグベイト及びジャイアントベイトでのシーバス釣りになじみがないと、趣味的要素が強そうなイメージを持つかもしれない。 衣川「私は1年中ビッグベイトを投げ続けていますが、実際には、実用性の高い釣りです。大きいシーバスがターゲットだと思われがちですが50cm、60cmのシーバスも普通に喰ってきまよ」 ビッグベイト特有の集魚力の高さで大型のシーバスを狙うのはもちろんだが、その効果は大型シーバスのみに留まらない。普段のローテーションに組み込むことで、より幅の広い展開も可能となる。 これからの季節は、特に大型ルアーの効果がさらに高まるという。 衣川「全国的にも、夏過ぎまではイワシなどの比較的小型のベイトをシーバスが捕食する傾向ですが、秋が深まるにつれ、コノシロやサッパといった大型のベイトを捕食するようになります。そうなると、ビッグベイトの威力はさらに増すでしょう」 では、今回の取材も期待できますね。 衣川「ん~、実は情報として、まだ秋の大型ベイト捕食パターンが始まったということを確認できていないんですよ。タイミング的にもまだ微妙に時期が早いんで、ちょっと心配…」 ルアーマガジンソルトの取材時は9月後半、ベイトが大型化するにはまだまだ早いタイミングで、弱気な発言をしていた衣川さんだったが、実釣開始直後にすぐにチェイスが…! 衣川「おおっ! 今、追ってきましたね! ひょっとして、これは期待できるかもしれない…!」 そして、その言葉通り2つめのポイントでシーバスがヒット! 水面を割り、強烈なファイトを見せるが、ロッドのパワーにはまだまだ余裕がある印象。 【画像キャプション】船長が差し出すネットにスムーズに魚がエスコートされランディング成功! 船長おススメの杭回りで80cmのシーバスがヒット! 衣川「チェイスがあったので止めたりラトルで誘ったりして何とか喰わせました。ビッグベイトは、何度もアタックしてくる場合が多いですね」 使用したのは6inモデルで、5inも存在。左右へのスライドアクションと内蔵するラトルによるサウンドアピールで、シーバスへしっかりと存在をアピールできるルアー。衣川さんのお気に入りの1つ。