キャンプ「始める人」と「やめる人」それぞれの理由を聞いてみた! 気になる「分岐点とポイント」とは?
■キャンプを辞めた理由1:自宅用に購入した寝具の寝心地に慣れてしまった
続いて、キャンプを辞めた理由を紹介していく。とある知人のキャンプを辞めた理由は「自宅用に寝心地のよい寝具を購入し、それに慣れてしまい、キャンプで眠れなくなった」というもの。 日頃の疲れを取るためによいマットレスと自分に合った枕を買い、自宅でのQOLを上げすぎてしまったようだ。 日々、良質な睡眠を取れるようになったものの、それに慣れたことでテントの中で「折りたたみマットレス+寝袋」で寝ると腰が痛くなり、眠れなくなったそうだ。 誰しも身に覚えがあることかもしれないが、キャンプ用の寝具では翌朝やはり腰が痛くなってしまう。自宅の寝室には及ばないかもしれないが、キャンプでの寝心地をよくするのも続けるうえでは大切な要素のようだ。
■キャンプを辞めた理由2:設営と撤収が大変すぎて疲れてしまった
キャンプを辞める理由として、設営と撤収が大変すぎてキャンプそのものに疲れてきた、という話もよく聞く。筆者も毎回、撤収の日の朝はチェックアウト時間から逆算して予定を立て、バタバタしてしまう。 お気に入りのギアを増やし、自分好みのキャンプサイトを作れば作るほど、撤収に時間がかかるのがジレンマ。1泊2日だと設営してすぐに撤収、とバタバタしてしまうので連泊してのんびりできる中日を作る、荷物を極力減らす、作業をルーティン化し大変さを和らげるといった、撤収自体を楽しめるような工夫も必要だろう。
■キャンプを辞めた理由3:子どもが部活中心の生活となり、家族で出かける機会が減った
キャンプを始める理由に「子どもとの思い出を作りたい」というのを紹介したが、逆に子どもが成長して部活中心の年頃になり、家族で出かける機会が減ってキャンプから足が遠のくこともある。筆者の子どもの頃は、まさにこれがきっかけで両親もめっきりキャンプに行かなくなってしまった。 しかしながら子どもが大人になれば、再び親子で一緒にキャンプに行ったり、孫が産まれて三世代で行くといった話も聞くので、ライフステージに合わせてキャンプスタイルを変えていくのがいいだろう。
■キャンプを辞めた理由4:どのキャンプ場も混んでて予約ができずフェードアウト
キャンプブームにより、人気のキャンプ場や行きつけのキャンプ場の予約が取れなくなった経験がある。以前は予定が空いたらすぐに予約してキャンプへGO! といったこともできたが、ここ数年は思いつきでキャンプに行こうとしてもなかなか予約が取れない。 せっかく1か月前、2か月前から予約していても天候不良や体調不良で中止になってしまうことも多く、なんとなくキャンプから離れてしまうのも腑に落ちる。 最近は予約不要で先着順で利用できるキャンプ場へ行くか、穴場のキャンプ場に行く、なるべくリスケができるタイミングで予約するなど対策を講じているが、これもなかなか難しく、予約や空いたサイトを取るのに一苦労しているのが現実だ。