【梨泰院雑踏事故】「助けられず申し訳なかった」警察の隠ぺい、早すぎる“風化”…1年間を記者が振り返る
■事故から1年「記憶と安全の道」で遺族は願う“犠牲以上に夢と未来を広げて”
2023年10月26日、事故現場に遺族が集まりました。 この日公開されたのは、事故の悲劇を未来に伝えるモニュメントです。 追悼場所をめぐり、遺族は自治体などの理解が得られず、非公式に追悼施設を設置しては退去を要求されてきました。事故からおよそ1年、ようやく公式にモニュメントが設置されたのです。モニュメントには「記憶と安全の道」と刻まれました。 集まった遺族は、「子どもたちが犠牲になった以上に、再び若い子どもたちが安全に夢と未来を広げ、この場で多様な世界文化を互いに交流して新しいコンテンツを作っていく、そんな良い記憶の道になれば」と話しました。 事故の教訓を安全対策に生かしていくことができるのか、社会全体が問われています。