松本薫さん五輪の技を直伝 金沢少年少女柔道大会プレイベント
8日の松本薫杯第55回金沢少年少女柔道大会(北國新聞社後援)を前に、初のプレイベントが7日、金沢市総合体育館で開かれ、ロンドン五輪金メダリストの松本さん(36)=市出身、金沢学院大附属高OG=が、大会に出場する児童ら約100人に五輪で決めた技や練習の心構えを伝えた。 松本さんはリオ五輪の3位決定戦で決めた小内刈りを実演。子どもたちは見よう見まねで練習し、「うまいね」などと松本さんから声を掛けられ、顔をほころばせた。 基本動作の反復が大切と説いた松本さん。「練習を重ねることでどの技が自分に合うか見えてくる。自分にとっての正解を見つけてほしい」と話した。質問コーナーや講話も行われた。 志賀町少年柔道教室の加藤元輝さん(10)は「憧れの選手に教えてもらえてうれしかった。小内刈りを明日の試合で試してみたい」と笑顔を見せた。 プレイベントは大会の規模拡大を目指して市が主催した。本大会は北信越の36チームが予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を繰り広げる。