維新新代表を期待される吉村氏「まずは代表選実施が決まってから。その後僕自身どうするかは決めてない」
日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が31日、囲み取材に応じ、衆院選後の党内の動きについて語った。 27日に投開票された衆院選では大阪の全19小選挙区を制したが、全国には勢い及ばず5議席減となった維新。党内では馬場伸幸代表の辞任を求める声も上がる。吉村氏は「さまざまな意見が出るのも当然」とし、「僕も共同代表ですから、結果に対して責任を負う立場だと思っている。本日夕方、常任役員会が開かれ、そこでもさまざまな意見が出ると思う。その上でどう判断するか」と述べた。 大阪維新の府議団からは吉村氏を代表に推す声が強い。「衆院選など大きな選挙の後は結果を受けて代表が(党員の)審判を仰ぐのが通例。大阪ではなんとか踏みとどまれたが、全国的には完敗で、代表選は実施すべき」と、吉村氏はこれまでの主張を繰り返した。自身の代表選立候補については「まずは実施されるかが決まってからで、その後、僕自身がどうするかも決めていない」と言うにとどめた。 ただ、代表選を首班指名までに実施するのは困難で、首班指名では現代表・馬場氏の名前を書くことになるのか。「役員会の中で、首班指名はどうするのかというのをしっかり話し合って決めたい。僕自身は(決選投票でも)立憲の代表や自民党主の名前を書くのは筋を違えていると思っている」と強調した。 党を立て直すためにも「まず代表選を実施すべき」と吉村氏。「代表から指名された共同代表が言うべき発言なのか、というご意見もあるかもしれませんが、僕は実施すべきという考え方」と繰り返した。