マンション価格高騰の中で、デベロッパーが郊外の割安マンション開発を抑えている理由は?
リーズナブルな価格帯の新築マンションが減る可能性
その「都心・駅近」の対極にあるのが、郊外マンションだ。 「郊外・駅近」は「増加させる」が17%で、「減少させる」が46%と、「減少」が「増加」を29ポイント上回っている。さらに、「郊外・駅遠」になると、「増加させる」は13%に減って、「減少させる」が83%に増える。「減少」が「増加」を70ポイントも上回っている。 ほとんどのデベロッパーが、郊外の駅遠マンションの開発を抑えようとしていることが明確になっているということだ。 郊外・駅遠のマンションは価格帯がリーズナブルで、平均的な会社員、庶民の味方だが、その新規分譲が減ってしまう可能性が極めて高いといわざるを得ない。それだけに、郊外型の比較的安価なマンションの購入を考えている人は、今後は物件が減って、選択肢が限られるようになる。 もし購入を考えている場合は、そうなる前に早めに行動するのが得策かもしれない。
山下和之
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