大阪ブルテオンが取り組んだ経営陣とファンを繋げる場 事業や経営も理解してもらいたいという思い
男子バレーの大阪ブルテオンは9月22日、パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)で新体制発表会見を実施した。会見の前半では、久保田剛代表、笹木秀一副代表、南部正司GMが、会場にいた数百人のファンに向けて競技面だけでなく、事業や経営に関する説明をするなど、バレーボールチームでは珍しい取り組みが行われた。
SVリーグ、アジア、世界で優勝するために必要なこと
新体制発表会見に先駆けて行われた日本製鉄堺ブレイザーズとのプレシーズンマッチでも、多くのブルテオンファンが会場に足を運び、熱い視線を送っていた。 いよいよ10月に開幕する新しいバレーボールリーグ「SVリーグ」を控え、西田有志、山内晶大、山本智大といったパリ五輪に出場した選手をはじめ、彼らを含めた大阪ブルテオンの全選手たちが、どんな言葉を発するのか。彼らの登場を待つ多くのファンたちを前に、まずは久保田代表、笹木副代表、南部GMがステージに現れた。 久保田代表はまず、7月にパナソニックパンサーズから大阪ブルテオンへのリブランディングに込めた意味を改めて紹介した。次に、ファンに対して事業や経営の大切さを訴えた。 「SVリーグで優勝することはもちろん、アジアまた世界でトップになるということをビジョンに掲げている。その競技面を支えていく事業や経営力というのは、これから非常に大切になってきます」 そして、実業団からプロスポーツチームとして生まれ変わり、いつまでも存在する持続性のあるクラブとなるためにも、ファン達も事業や経営に目を向けて欲しいとした。 「今までのパンサーズ時代は、良くも悪くもパナソニックとしての、企業チームの活動が中心にあったのが事実。これからは大阪ブルテオンとして、地域の皆さま、パートナーの皆さま、ファンの皆さまに支えられて、パナソニックと一緒に、大きくなっていく。ということを考えると、この事業力、経営力も同時に必要となってきます。もちろんこうやって、競技面からチームに応援して頂くは大変嬉しく、1番力になる。同時に、事業や経営のところにも関心を持って頂いたり、応援して頂くことがすごく大切になってきます」