大谷がMVP濃厚でも…まだリンドーア推しの米記者が一点張り「大谷はベンチで打席を待っていた」
MVP争いに注目
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が今季ナ・リーグのMVP受賞が濃厚とされる中、米記者はメッツのフランシスコ・リンドーアを推している。シーズン途中までは意見が割れたが、終盤に大爆発を見せた大谷を優勢と見る声が多数。満票か否かの議論もある中、「彼はダグアウトに座り、打席を待っていた」としている。 【画像】「真美子さんのくっつき方が…」 大谷夫妻&山本由伸のパレード舞台裏3ショット 米スポーツメディア「ベリーアップスポーツ」は「リンドーアはオオタニよりもMVPに値する」との見出しでエリック・カッツ記者の著名記事を掲載。「今季のメッツの成功にリンドーアがどれだけ重要だったかを考えると、彼はオオタニよりもMVPに値する」としている。 大谷は史上最多の「43本塁打、43盗塁(43-43)」に到達すると、「50-50」も達成。最終的に打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁をマークした。記事では、多くの大谷派が打撃面でリンドーアを上回ったことを材料にしていることを踏まえた上で「彼はDHだった」とこれまでと同様の要素を指摘した。 リンドーアは今季打率.273、33本塁打、91打点、29盗塁。遊撃手として攻守でチームに大きく貢献。一時はDH専任の大谷をWARで上回り、ニューヨークのファンやメディアを中心にリンドーアを推す声があった。カッツ記者はこう主張している。 「オオタニがシーズンを通してグラウンドでプレー(守備を)しなかったという事実は、この偉業の意義を少し薄めている。オオタニは、リンドーアがメッツのラインナップに与えたのと同様のインパクトを与える必要性がなかった。リンドーアとは違い、オオタニはインターネットでつくれるファンタジー野球チームでプレーしていた」
ドジャースにいたことも理由に…「オオタニは守備面で価値を一つも提供しなかった」
スーパースターが揃うドジャースにいたことを要素に挙げたようだ。さらに「手術からの回復のため、オオタニは1年間投げなかった。彼はダグアウトに座り、打席を待っていた。さらには、オオタニは守備面でインパクトや価値を一つも提供しなかった。オオタニとは違い、リンドーアは野球界で最も厳しい守備のポジションを、高いレベルでプレーしていた」と一点張りを貫いている。 遊撃手のリンドーアの今季WARは7、大谷は9.2と記載。「メッツとは異なり、ドジャースはこの日本人スターがいなくてもポストシーズン(優勝)の有力候補だっただろう。ロサンゼルスには、WAR3以上の選手が複数人いた」「リンドーアの攻撃面と守備面の両方でのインパクトは過小評価できない。彼がいなければ、メッツはプレーオフに進出できなかっただろう」と記している。 MVPは21日(日本時間22日)に発表される。
THE ANSWER編集部