絶景と建築を楽しめる、国内の美しい展望台 5選
旅に出たら、非日常の風景を楽しみたいもの。それを叶えてくれるのが展望台だ。近年では眺望だけではなく、展望台建築も魅力が高まっている。バーカウンター越しに雲海を望んだり、風景をアーティスティックな角度で切り取ったり、メタボリズムの巨匠による建築を愛でたり……多種多様な展望台をご紹介。
星野リゾート トマム 雲海テラス(冬は霧氷テラス)/北海道
夏はダイナミックな雲海、冬は雪山の絶景や霧氷を観賞できる展望施設が2021年8月にリニューアルオープン。「雲Cafe」などが入る3階建ての展望デッキのほか、空中にせり出した「Cloud Walk(クラウドウォーク)」や「Sky Wedge(スカイウェッジ)」、「Cloud Bar(クラウドバー)」等、山道に沿って6つの展望スポットが配置されている。 ※冬は一部行くことができないスポットがあります
「Cloud Bar(クラウドバー)」は、バーカウンターをイメージ。地上から約3メートルの位置に、約13メートルのカウンターが並ぶ。椅子は1人用と2人用が用意されていて、最大7名が利用可能だ。
「雲Cafe」では、雲をイメージしたスイーツやドリンクを提供している。ガラス張りの店内からも、雲海や雪景色を観賞することができる。 星野リゾート トマム 雲海テラス(霧氷テラス) 住所/北海道勇払郡 占冠村字中トマム
松見公園/茨城県
1960年代から日本で展開された建築運動、メタボリズムを率いた菊竹清訓が設計した高さ45メートルの展望塔。竣工は、1976年。その特徴的な外観が「栓抜き」に例えられることも。同じく菊竹が手がけ、松見公園内の池に張り出したレストハウス棟とは、通路を介して連結している。
11階の展望台まではエレベーターで上ることができ、さらに上階に向かうには、階段を使用する。展望塔の真下には松見公園内の日本庭園が広がり、視線を上げると筑波研究学園都市から筑波山まで360度のパノラマを見渡すことができる。 松見公園 住所/茨城県つくば市天久保1-4