絶景と建築を楽しめる、国内の美しい展望台 5選
渋谷スカイ/東京都
日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所がデザインを手がけた渋谷スクランブルスクエアに位置する「渋谷スカイ」は、14階から45階の移行空間「SKY GATE 」、46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY」、屋上展望空間「SKY STAGE」という3つのゾーンで構成される。
「SKY STAGE」には、スクランブル交差点と、渋谷から広がる東京の街を一望する「SKY EDGE」や、空を眺めながらのんびり寝そべる休憩所「CLOUD HAMMOCK」(写真)等の展望スポットを配置。
「SKY GALLERY」の演出は、ライゾマティクスによるもの。時の流れを視覚化した「TIME RIVER」やいつもと異なる視点に気づく窓「PARALLEL WINDOW」、そして渋谷の様々なデータをビジュアライズした「DATA SCAPE」という3つの常設コンテンツの他、「視点を拡げる」が共通テーマの「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」といった企画展等も開催している。 SHIBUYA SKY 住所/東京都渋谷区渋谷2-24-12(渋谷駅直結・直上)
梅田スカイビル 空中庭園展望台/大阪府
建築家、原広司が企画と設計に携わり、1933年に竣工した大阪・梅田のランドマーク、梅田スカイビルの展望台。地上173メートルを誇る。空中庭園展望台は中央部分がすり鉢状のドーナツ型だ。「宇宙船が飛び立ったあと」をイメージしており、なんと飛び去った宇宙船の設計図まで存在する。
展望台を訪れる際は、3階から35階までつなぐ「空中エレベーター」と、35階から39階へと続く「空中エスカレーター」を利用する。40階の屋内展望フロアには、カフェ施設「cafe SKY 40」。ここに設置されている約35メートルのガラスカウンターに座ると、空に浮かんだような気分を味わうことができる。
2023年10月に、屋上のリニューアル工事が完了した。日没後は、足元の蓄光石が銀河のように煌めく「ルミ・スカイウォーク」で夜空の空中散歩気分を堪能したい。 梅田スカイビル 空中庭園展望台 住所/大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル