増田寛也元総務相が都知事選出馬を正式表明(全文1)3つの不安解消に努める
知事に求められるのは、責任感と使命感、現場目線、生活感覚を生かして行政を展開すること
先週、都の行政の本当にパートナーであります区長さん、そして市長さん、町村長さんとの意見交換、対話をしてまいりました。皆さま方も従前から大変大きな問題を私のほうに寄せてこられたわけでありますが、現場で、最前線で一番ご苦労をしていらっしゃるこうした人たちの声を受けて考えますと、この少子化、人口減少の問題に対して、問題提起をした私が1つのこのけじめとして、東京都政のトップに立って東京の子育て、そして少子化の問題を解決をする、その責任を果たす必要があるのではないかと、このように考えたところであります。 それと同時にこの東京の活力、これを地方の活力と結び付けていく、私は外からこの東京の姿、いろいろな行政のやり方を見てまいりましたが、さらに地方と連携を強めることによって両者がともに発展していく、そのような仕組みが可能であると思います。東京一極集中を、この問題をきっかけとして、東京や地方や日本そのものが抱えている課題の解決に先頭に立って当たっていきたいと、このように考えております。 少し私の行政の姿勢、政治性について申し上げたいと思います。4年間で3人のリーダーが交代をする。それぞれさまざまな原因がございますが、いずれにいたしましても知事に求められるものはしっかりとした責任感と使命感、さらには現場目線、そして生活感覚、これを生かした行政を展開することと思います。知事として日程をきちんと公開する、そして海外出張をはじめ、行動するときの在り方についても都民の皆さま方から十分にご納得がいただけるような、そういう、これまで岩手県知事として行政の経験を行ってまいりましたが日本全体を考え、そして東京都政を担うものとしてきちんとしたスイッチの切り替えを行って、そして都民の最大幸福の実現に努力をしていきたいと、このように思います。 東京は私の生まれ育ったふるさとであります。このような機会を与えられた、これも本当に普通では考えられないことでありますが、こうした機会を十二分に生かす、総務大臣や地方行政にこれまで携わってきた、そうした経験などを十分に発揮して、これからの都政を引っ張っていく覚悟でございます。まず冒頭、私のほうからお話をさせていただきました。さまざまなご質問等があろうかと思いますが、大変概略でございますけれども、以上にさせていただきます。なお、お手元のほうに今、申し上げましたようなことを少しまとめて私の決意、それから私の主張というような形で、増田寛也、3つの実現という形で資料を配付させていただいております。どうぞお目通しをいただければ幸いです。 以上です、ありがとうございました。 ※全文2へ続く