目標は6位以上 アビスパ福岡が始動 サポーター250人が熱視線、金明輝監督と激励ハイタッチも
J1アビスパ福岡が6日、福岡市の雁の巣球技場で今季初の全体練習を行い、約1時間半汗を流した。 ■「美しすぎて卒倒」金森が新妻披露【写真】 昨年J1リーグ最少の33得点にとどまった攻撃力のアップが課題で、初日からビルドアップを意識したパス練習を実施。新たに就任した金明輝監督はチームづくりについて「全員守備、全員攻撃。昨年までのしっかりとした守備をベースにして、得点を増やす。攻守で主導権を握りたい」と掲げ、昨年と同じく過去最高の6位以上を目標に定めた。 約250人のサポーターが見守る中、左膝手術からのリハビリが続く昨季主将のDF奈良竜樹が「チームの新しいスタイルを楽しんでいただくのも良いし、好きな選手をみつけて応援していただくのも良い。僕を応援していただくのも良い。いろんな楽しみ方があると思うので、皆さんの形で応援していただきたいと思います」などとあいさつ。新加入選手も声を出して練習をもり立てるなど、一体感のあるチームづくりを進めた。 過去に鳥栖の監督としてパワハラ行為をした金明輝監督の就任については、一部の福岡サポーターやスポンサーから疑問の声が上がった。しかしこの日は応援する声があり、練習後に選手とともにサポーターとハイタッチする姿もあった。金監督は今回の騒動を受けて選手に謝罪したことを明かした上で「たくさんの方に見てもらい、応援してもらって本当に感謝しています。日々の積み重ねで証明していくしかない」と覚悟を口にした。 金監督は練習で選手たちに「間違っても良い」「自分で考えて」と促す言葉も多く出していた。「ミスを怖がるとトライすることもなくなってくるので。後は今のトレンドとして決まったトレーニングだけをするのではなく、自分で工夫すれば違うものを出せる」。昨年12月に掲げた対話型の指導法で選手の力を引き出す考えだ。(末継智章) ▼注目FWの去就は?今オフの契約状況【一覧】▼