「次は必ず1位を」 BCリーグ埼玉武蔵が新入団選手会見 中野内野手(西武台高出)、坪井外野手(浦和学院高出)など埼玉ゆかりの選手らが抱負
プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの埼玉武蔵は16日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で新入団選手の記者会見を実施し、中野駿介内野手(22)=所沢市出身、西武台高出、坪井壮地外野手(24)=浦和学院高出=ら21人の新入団選手が抱負を語った。 プロ野球阪神からドラフト4位指名 埼玉武蔵ヒートベアーズの町田選手が熊谷市長を訪問 「1年目から1軍に定着したい」と意気込み トライアウトを免除された特別合格選手6人、トライアウトを合格した契約選手5人、練習生として契約する10人が入団した。来季から指揮を執る清田育宏新監督は「今までやってきた野球があると思うが、環境が変わるので柔軟さを持って学んでほしい」と期待した。 チームは2連覇を目指した2024年シーズン、19勝30敗5分けでリーグ5位。今季はプレーヤーとして出場していた清田監督は「次は必ず(1位を)取りに行く。みんなNPBに行くという強い目標もあるので、毎日毎日ヒントを与えていきたい」と新戦力たちと共に気を引き締めた。 ■地元で最後の勝負 トライアウトに合格して入団した中野は高校卒業後、九州アジアリーグなどで鍛錬し4年ぶりに地元・埼玉に戻ってきた。「体の使い方や打席での対応力が非常に上がった。地元でやれることはすごくモチベーションにつながる」と、故郷の家族や恩師に一回り成長した姿を見せるつもりだ。 西武台高では自立する大切さを学んだ。プロへの道を考え、東京国際大を中退し独立リーグなどで実践を積んできた。向上心は誰にも負けないという中野は、個々の練習も重視。「自立してやる練習が一番うまくなる。武蔵での1年間が勝負の年なので最後だと思って頑張りたい」と熱く力を込めた。 ■圧倒的数字狙う/坪井 浦和学院高出身の坪井は打率4割、シーズン本塁打20本、60打点を目標に掲げた。高校時代は埼玉西武の蛭間外野手、渡辺投手らと共に甲子園を経験。同期で活躍する2人に続き、自身もNPB入りを志してきた。 「レベルアップして帰ってきたと思ってもらいたい。開幕スタメンに入れるよう日々精進して、圧倒的な数字を残したい」と飛躍を誓った。 ■150目指しひたむきに 朝霞市出身の前田悠稀投手の話 誰よりも努力して自分の目標をかなえたい。野球へのひたむきさは誰にも負けない。真っすぐの質に自信があるので最低でも150キロを目指したい。周りは気にせず目標を立て逆算して、それをこなしたい。 ■最後まで試合出る 熊谷市出身の塚田七斗外野手の話 チームの優勝を目指し、NPBに一年でも早く行けるように必死に頑張りたい。開幕から最後まで試合に出続けられるようにしたい。チョコレートが好きなので、差し入れでいっぱいもらえたらうれしい。