ソフトバンクから巨人にFA移籍の甲斐拓也、背番号「10」…指揮官が「ぜひつけて」
ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言していた甲斐拓也捕手(32)が17日、巨人に入団することが決まった。本人と巨人が発表した。背番号は阿部監督の現役時代と同じ「10」をつける。 【写真】4年ぶりのリーグ優勝を決め、ウィニングボールをソフトバンクの小久保監督に手渡す甲斐捕手(右)
巨人の吉村編成本部長はこの日、報道陣の取材に応じ、交渉の過程で阿部監督自ら「ぜひ10番をつけてほしい」と本人に伝えていたことを明らかにした。高い守備力やリーダーシップ、育成から主力選手に成長した努力する姿勢など、球団として高く評価したという。
甲斐は2011年、育成ドラフト6位で大分・楊志館高から入団。強肩と堅守で正捕手の座をつかみ、ベストナイン3度、ゴールデン・グラブ賞に7度輝いた。通算1023試合で打率2割2分3厘、62本塁打、290打点。
甲斐はソフトバンクを通じて「新たな経験をすることで自分をもっと高めたいという心境に至り、移籍を決めた」との談話を出した。