【平均貯蓄額ランキング】県庁所在地でみる2位は神戸市(兵庫県)、1位は?
年末年始は、帰省や旅行、またお年玉など、お金がたくさん動く時期です。 年始から少し落ち着いたこの時期、昨今の物価高や老後の資金の不安を背景に、家計や貯蓄を見直された方もいらっしゃるでしょう。その際に、ご自身の貯蓄は周りと比べてどうなのかと、気になった方もいらっしゃるかもしれません。貯蓄額が個人で違うのはもちろんのことですが、住んでいる地域でも平均貯蓄額は違います。 今回の記事では、県庁所在地別の平均貯蓄額ランキングについてご紹介します。
県庁所在地別の貯蓄額ランキング
総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)二人以上の世帯(2022年)」によれば、県庁所在地別の平均貯蓄額のランキングは、表1の通りです。 表1
※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成 また同統計によると、平均貯蓄額が少ない県庁所在地は表2の通りです。 表2
※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成 なお、貯蓄額の平均は1901万円でした。 上位のランキングには、首都圏の都市のみでなく、地方都市も多くランクインしています。さらに表1と表2より、1位の名古屋市(愛知県)と47位の那覇市(沖縄県)を比べると、1755万円の差があることが分かります。
貯蓄額には収入額が関連している?
「平均貯蓄額が多いのは、年収が高いからではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 同じく総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)二人以上の世帯(2022年)」には、年間収入のデータも示されています。年間収入のランキングは、表3の通りです。 表3