高校生に独自の視点で旬のニュースを伝えてもらう「週刊高校生ニュース」です。 このコーナーを担当する崇徳高校新聞部はＧ７広島サミットの３日間の動きなどを、高校生独自の目線で記事にするなど精力的に活動しています。 そして、この夏に行われた文化部のインターハイ「全国高等学校総合文化祭」の新聞部門大会で、「最優秀賞」を４年連続受賞するなど輝かしい結果を残しています。 新聞部の編集長、岸田さんに伝えてもらいます。 【崇徳高校新聞部・岸田紗耶子編集長】 私がお伝えするニュースは「校歌・歌えない率７割」です。 調査しようと思ったきっかけは、４月に入学してきた後輩が歌唱指導があって普通に歌っているという話を聞いて、コロナ禍でいつの間にか私たち三年生は「普通」を失っていたのだということに気づいて、実態を調べようとなったのがきっかけです。 私たち新聞部が全校生徒１２４０人を対象にアンケートを行ったところ、コロナ禍の影響もあり７割の生徒が校歌が歌えないと自覚していることがわかりました。 学校生活の中では年間１０回ほど校歌を歌う機会がありますが、特に現在の高校３年生は終業式や始業式など行事での校歌斉唱が中止され、私もいま２年生ですが５類引き下げの１か月前、去年４月に入学したので、校歌をしっかり習うことなく高校生活をスタートしました。 そうした「教わる機会」や「歌う機会が少なかった」ことなどが要因に挙げられています。 そしてもうひとつ明らかになったのが、校歌を歌えるにも関わらず”歌わない”という実態です。「中学までとは違い、高校では歌わないものだと思っていた」という回答もあり、高校の校歌は”聞くもの”という認識もあるようです。 加藤さん、安部さんは高校の校歌、歌えますか？ 【コメンテーター：元カープ・安部友裕さん】 「歌えます！恥ずかしくないです。当たり前の日常がなくなるのは不思議と言うか…」 【加藤キャスター】 「歌う雰囲気じゃない」というのは、年頃とかあるのかもしれませんが、私は高校の校歌思い出すのに時間かかりそうです。 【崇徳高校新聞部・岸田紗耶子編集長】 「大人になっても歌えるのはいいですよね。この記事を書いた３年生の先輩は卒業式までに歌えるようになりたいと言っていたので、私たち２年生もこれから頑張りたいです」 ３年生の卒業式にみんなで大きな声で校歌を歌えるといいですね。