谷口将隆（左）（2023年撮影）

＜プロボクシング：TreasureBoxing6大会＞◇11日◇韓国・仁川のパラダイスシティ・グランドボール 　元WBO世界ミニマム級王者谷口将隆（30＝ワタナベ）がTKO勝利でライトフライ級転向から2連勝を飾った。 　元世界ランカーのジェイセバー・アブシード（29＝フィリピン）との同級8回戦に臨み、5回1分14秒、TKO勝利を収めた。18年10月、現WBA世界同級王者ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）に8回TKO勝ちしているアブシードに対し、5回に打ち降ろしの左ストレートでダウンを奪取。立ち上がった相手に対し再び左でダウンを追加し、そのままレフェリーストップ勝ちとなった。 　昨年8月、同級で日本、アジアの王座を獲得してきたベテラン堀川謙一（三迫）に判定勝ちして以来、約9カ月ぶりとなるリングだった。堀川戦途中であごを骨折し、試合間隔が空いた。今年2月末からのスパーリング開始しており、準備期間に不安はないと強調していた。現在、IBF世界ライトフライ級10位にランクされており、谷口は「しっかり勝って世界戦線に戻ります」と意気込んでリングに立っていた。 　なおTreasureBoxing6大会はU－NEXTで生配信された。