小池知事定例会見5月26日(全文1)新入札契約制度、6月26日公表案件から
待機児童関連について
それから次は2点、待機児童関連でございます。待機児童対策の一環といたしまして、私立の幼稚園を生かしました東京ならではの取り組みを始めるに当たりまして、PRのための幼稚園の呼称、呼び名ですね、およびキャッチフレーズを決定いたしましたのでお知らせを申し上げます。現在多くの私立幼稚園が預かり保育を行っておられます。一方で預かる時間が短いとか、共働き家庭などのニーズにまだまだ十分対応ができてないといったようなお声がございます。こうした家庭も幼稚園を選べるように、年間を通じて長時間の預かり保育を行う幼稚園を支援する。東京都が幼稚園を支援するというものでございます。 また、小規模保育施設を卒園されたあとに、預け先探しを余儀なくされるという問題がございます。いわゆる3歳児の壁というものでございますけれども、その解消をするために保育施設と連携をいたしまして、子供を受け入れる幼稚園についても支援をしていくということでございます。こうした取り組みを私立の幼稚園に広げていくということで、待機児童の問題に直面しておられる子育て世帯の方々にPRをするということで、若手の職員の皆さんがいろいろと考えまして、支援の対象の幼稚園をTOKYO子育て応援幼稚園と名付けることといたしました。 東京の頭文字を取りまして、Tが東京、Oがお仕事しながら、Kが子供、そしてYが幼稚園に通わせる、それをO、応援しますということでございますけれども。保育施設さまざまありますけれども、こういった幼稚園でしっかりと対応してくださるところには、都としてもサポートをしていくということでございます。そして、こうした取り組みを私立幼稚園に広げていくとともに、待機児童問題に直面している子育て世代の方々にもPRをするということで、今のお話になるわけでございます。 来月から幼稚園との窓口でありますのは区市町村でございますので、この区市町村を通じて支援を希望する園の募集を行います。そして9月に対象園を都のホームページ、そしてポスター、リーフレットなどによりまして、都民の皆さまに情報発信をする予定でございます。現場は区市町村でございますけれども、こういった取り組みをしっかりと連携を取りながら行っていく、そしてさらなる待機児童の解消にも努めてまいりたいと考えております。 それから加えまして、待機児童対策としてこのほかにも、保育所などとして活用の可能性があります都有地を全庁的に洗い出していることは前からもお伝えしたとおりでございますが、今日は今年の2月に、前に発表いたしましたけれども、さらに内容を更新いたしまして、区市町村に情報提供をいたしました。これによって、用地の確保ということで都有地を全庁的に洗い出す、またいろんな区市町村におけますさまざまな情報なども集めていくということでございます。この待機児童対策というのは、これは新しい定義に変わるなどなど話題の多いところでございますし、何よりも待機児童対策については正面からしっかり向かい合っていきたいと考えておりますので、いろいろな工夫をして、重ねて行いたいと思います。