3試合ぶり先発も敗戦に倒れ込んだ伊藤洋輝「終わってしまったという悔しさ」
[2.3 アジア杯準々決勝 日本 1-2 イラン エデュケーション] 試合終了のホイッスルが鳴ると、思わずピッチに倒れ込んだ。左サイドバックで3試合ぶりに先発した日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は「終わってしまったという悔しさだった」と、そのときの心中を語った。 【写真】「そりゃ勝てるわ」「可愛すぎる」“派手衣装”の女優が日本代表をピッチサイドで応援 1点リードで折り返した前半は「高くポジションを取ってくるサイドバックに対してボールもそんなに入ってこなかったし、ロングボールに対してセカンドボールも拾えていた」というが、後半はイランの圧力に自分たちの形をつくれなかった。 「ボールをつなげなくなって押し込まれた」と振り返る伊藤は「一人ひとりがもっと受ける意識を持った方がよかった。相手もマンツー気味で、ラフなボールが多くなったのが自分たちが苦しんだ要因」と指摘。ビルドアップがうまくいかず、簡単に蹴ってしまうことでオープンな展開となり、イランのペースに飲み込まれた。 ロングフィード、クロスを徹底し、日本の弱点を突いてきたイランに対し、「自分のサイドからもクロスを何度か上げられたし、もっと食らいついていかないといけなかった」と反省。後半アディショナルタイムにPKで決勝点を献上する結末に、「苦しい展開で流れを変えられなかったし、耐え切れなかった。追いつかれたあとも押し込まれたし、延長につなげられる安定感というか、守備の力強さが必要だったと思う」と唇を噛んだ。