SKハイニックス、AI半導体製造で米政府が4億5800万ドル支援
David Shepardson [ワシントン 19日 ロイター] - 米商務省は19日、米国内での半導体製造を支援するため、SKハイニックスに4億5800万ドルの支援を行うと発表した。 同社は4月にインディアナ州ウェストラファイエットに人工知能(AI)半導体の高度なパッケージングに特化した製造・研究施設を建設するため、38億7000万ドルを投資すると発表している。 商務省は、SKハイニックスのプロジェクトに5億ドルの政府融資も行う予定。プロジェクトの進捗状況に応じて行い、1000人の雇用が見込めるという。 SKハイニックスのクァク・ノジョン最高経営責任者(CEO)は声明で、米国における強固で弾力性のあるAI半導体のサプライチェーン(供給網)を構築することを楽しみにしていると述べた。 米議会は2022年8月に半導体や関連部品の国内製造を対象に390億ドルの補助金プログラムを承認した。 SKハイニックスに対する補助金が最終決定したことで、米政府は、台湾積体電路製造(TSMC)やインテル、マイクロンなど、サムスン電子を除く主要半導体企業向けの補助金を確定した。サムスンについては約64億ドルの補助金を支給することで調整している。