「子供いない人は可哀想」を批判してきたけど…。40代独身が天涯孤独になって気がついた本当の気持ち。「 結婚しない人生 」ワタシの場合。
11月5日に厚労省は人口動態統計(概報)を公表した。ここで注目されているのが2024年上半期(1月~6月)に生まれた赤ちゃんの数だ。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す 「前年比6.3%減の32万9998人という数字が公表されました。単純に倍にすると70万人割れになります。この数字がSNSで物議を醸すことになりました」。 30年以上前から言われてきたのに…そんな言葉が並んでいる。 「異次元の少子化対策の結果がこれですね。この流れから子ども家庭省の解体を求める声も大きくなっています。同省の来年度予算は6兆円とも言われます。確かにそれが本当に必要なのか?と言いたくなるのもわかります。有効に使われるのならまだしも何に使われているのかよくわからないのであれば、投入の意義はありませんよね」。 今回は少子化が叫ばれる中、結婚も出産もしていないある女性に話を聞いた。 ----------------------------------------------------------------
鈴木洋子さん(仮名・43歳)は、都内に暮らしている。新卒から同じ会社。所属は法務部だ。 「通信系の企業にいます。新卒で入って、もう20年以上。長くなりましたね。仕事はとてもやりがいがあります。というか、私から仕事をとったら何が残るのかな?という方が正しいかも知れません」。 これまで稼いだお金はすべて自分のために使ってきたと話す洋子さん。 「まさに自由を謳歌してきました。好きなときに旅行に行き、買い物をし、我慢することなく生きていましたね。それこそが人生の楽しみだと信じて疑っていませんでした。でも徐々にあれ?と思うことが増えたのがリアルなところですね」。 まず感じたのは周りの友人たちの変化だった。 「大学時代の友達や会社の同僚たちは今、子育ての真っ最中。ここ7,8年で一気に子持ちが増えました。それと同時に会う頻度はかなり減りました。年に1度くらい会いますが、話題も子育てのことばかり。共通の話題がなくて盛り上がりに欠けますし、会うのが億劫になっていますね、最近は」。 1人取り残されたと感じ始めた洋子さんを次なる試練が襲う。 「彼と半年前に別れたんです。2年半くらい付き合いました。年齢も年齢でしたし、結婚を意識しないわけではなかったですが、お互いに願望はないと認識していました。彼からそんな話を聞いたこともなかったし。お互いに自立している関係が良かったんです。それがかっこいいと思っていたんです。でも…」。 彼は違った。ある日、突然別れを切り出されたらしい。
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