「台風21号」非常に強い勢力で沖縄接近のおそれ 945hPa・最大瞬間風速60メートル予想 11月としては「異例」とも言えるルートで九州・本州へ近づく可能性 山陰でも雨への警戒必要となりそう
大型の台風21号は26日午後6時には、フィリピンの東を西へ進んでいます。来週にかけては、台風からの暖かく湿った空気が流れ込み、本州付近にある前線の活動が活発になる可能性もあるほか、その後、日本に近づく可能性もあり、山陰でも雨への警戒が必要となりそうです。 【画像を見る】「台風21号」日本に接近する可能性も 進路予想図【11月1日(金)にかけての雨・風シミュレーション】 来週にかけては、台風21号から暖かく湿った空気が流れ込み、本州付近にある前線の活動が活発になる可能性もあります。台風が近づく前から雨の降り方に注意が必要です。 その後の予想進路については、ばらつきがあるものの、日本に近づく資料もあります。 それによりますと、今後は西寄りに進み、29日ごろにフィリピンの東に進みます。その後、北西に進路を変え、31日から11月1日ごろには発達しながら沖縄付近に近づく可能性があります。 そして11月2日から3日ごろになると、高気圧の縁に沿って東寄りに進路を変え、九州や本州・四国付近に近づくとしています。 さらに東寄りに進み本州を縦断する可能性もあります。 11月としては異例とも言えるルートですが、予想にはブレがありますので、最新の情報をチェックするようにしてください。 大型の台風21号は、26日18時にはフィリピンの東の北緯16度35分、東経134度40分にあって、1時間におよそ35キロの速さで西へ進んでいます。 中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の北東側750キロ以内と南西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。 ■台風21号の詳しい進路予想 27日06時の予報 【種別】台風 【存在地域】 フィリピンの東 【予報円の中心】 北緯17度05分 (17.1度)東経134度05分 (134.1度) 【進行方向、速さ】 北西 ゆっくり 【中心気圧】 994 hPa 【中心付近の最大風速】 20 m/s (40 kt) 【最大瞬間風速】 30 m/s (60 kt)