歴史的な円安&国内ホテル代高騰の「今年の夏休み」…海外旅行「円安の影響が少ない5ヵ国」を徹底比較
【タイ】東南アジアで定番の旅行先、ホテルの安さは健在
東南アジアで「タイ」は、都市、リゾート、歴史、グルメなどで不動の人気を誇る。日本とタイを結ぶ航空便は多く、しかも7~8月はタイの雨季に当たるので安い。 ■航空運賃…5万1367円(東京/成田=バンコク/スワンナプーム、タイ・エアアジアX利用) ■ホテル代…8260円/泊(ベストウェスタンチャトチャック、4つ星) ■ミネラルウォーター…約45円(10タイバーツ、600ml) ■ビッグマック…約590円(135タイバーツ) タイも近年、物価が上がり、首都バンコクだと日本とほぼ同レベルと考えたほうが良い。しかし、ホテルが相変わらず安い。3~4つ星ホテルなら1泊1室1万円前後で、余裕で泊まれる。食事もナイトマーケットや屋台などが豊富で、安く食べられるのもよく、東アジアより異国感も味わえる。 ◆【ベトナム】日本と比べて物価はまだまだ安い ベトナムは日本よりも物価が安い。コロナ前は3分の1程度で、今は半分ほどだが、それでも安いと感じるだろう。 ■航空運賃…6万7940円(東京/成田=ハノイ、ベトジェットエア利用) ■ホテル代…8100円/泊(ハノイライオンブティックホテル、4つ星) ■ミネラルウォーター…約30円(5000ドン、500ml) ■ビッグマック…約460円(7万4000ドン) 世界的な円安はベトナムの通貨であるドンにも少なからず影響しているものの、物価は日本と比べるとまだ安い。特に、ホテル代の安さがありがたい。アジアならではの屋台や大衆食堂などもあり、安く済ませられる食事場所にも困らない。 ◆【トルコ】日本と並んで外国人旅行客が集結するほどの通貨安 アジアで満足できない海外旅行好きにおすすめなのが「トルコ」だ。もともとトルコは日本より物価がかなり安い国として知られるが、トルコでは現在、国内のインフレが問題となるなど通貨安となっている。 ■航空運賃…13万4770円(東京/羽田=イスタンブール、中国南方航空利用、1回乗継) ■ホテル代…8512円/泊(マイスイート イスタンブール チハンギル、4つ星) ■ミネラルウォーター…約25円(5トルコリラ、500ml) ■ビッグマック…約575円(120トルコリラ) トルコはホテルも全体的に安い。しかし、いくら現地の物価が安くとも、日本から距離があるために航空運賃があまり安くないのがネックだ。直行便だと「18万5120円」(東京/成田=イスタンブール、ターキッシュエアラインズ利用)かかる。旅費を節約したいなら、乗継便を上手に利用したい。