「隣に東京という大感染地」 埼玉県知事、外出自粛に理解求める
埼玉県の大野元裕知事は4日、記者会見し、新型コロナウイルス対策として政府が5月31日まで緊急事態宣言の延長を決めたことについて「本県においては新規の陽性患者数が減少し、感染経路が分からない、いわゆる孤発例も減少はしているものの、この傾向が継続するかどうかについてはまだまだ判断するには時期尚早だ」と話し、外出自粛などの緊急事態措置を継続していくと述べた。
その理由として、大野知事は感染確認者が多い東京都と隣接している地理的要因を挙げた。具体的な文言は以下の通り。 「まだ埼玉県で、この状況が完全に良くなる方向に向かうという保証はない。特に、隣には東京という大感染地がある。そことの密接な関係を考えても、今しばらく皆さんの協力をお願いしたい」 「東京がやはり横にあって、大感染地が。しかも関係の深いところが側にある。仮に今の行動抑制が解除をされると今の(県内の感染)状況をはるかに上回る恐れがある」 このように、大野知事は東京都を「大感染地」と表現し、県民に対して外出自粛への理解を求めた。