第161回直木賞受賞会見(全文)大島真寿美さん「これからも淡々と書いていく」
義太夫の師匠への報告は?
日本経済新聞:日本経済新聞の【ヤマカワ 00:11:01】です。大島さん、義太夫を習われているというふうにおっしゃっていたかと思うんですけど、皆さん方、個々になって盛り上がってたとおっしゃっていまして、火消しするのに躍起になってたみたいなことをおっしゃっていましたけど、もうご報告とかはされましたでしょうか。 大島:先ほど弥乃太夫師匠に電話でお話ししました。 日本経済新聞:喜んでくださっていましたですか。 大島:はい。大変な騒ぎになっていました。 日本経済新聞:これからも義太夫をますます続けなければいけないようになりそうですが、いかがでしょう。 大島:続けなければならないんではなくて、続けたいです。 日本経済新聞:発表したりするのは苦手とおっしゃっていましたが、これからはそういうのを求められてくるのじゃないかなと思ったりします。 大島:義太夫ですね? 日本経済新聞:皆さんの前で。はい。義太夫で。 大島:義太夫の発表会のことですか。頑張ります。 日本経済新聞:ありがとうございます。 司会:ありがとうございます。じゃああと2問とさせていただきます。あちらの白い。右側です。右側。
直木賞は自分にとってどういう存在になりそうか
朝日新聞:朝日新聞の【ミヤタ 00:12:20】と申します。ご受賞おめでとうございます。 大島:ありがとうございます。 朝日新聞:大島さん、デビューが92年でなかなかその間、賞に恵まれなかった時期もあったかと思うんですけれども、そのとき振り返ってみて、どんな気持ちでいらっしゃいましたか。 大島:え? どういう。 朝日新聞:今回、直木賞を受賞するまでに、なかなかデビューから賞に恵まれなかったなという印象を受けるんですけれども、ご自身、文学賞に恵まれなかったことについて、なんか考えたこととか感じたことってございましたか。 大島:あまり感じたことないです。 朝日新聞:今回のじゃあ、直木賞の受賞というのは、大島さんにとってどんなものになりそうですか。 大島:どうなるんですかね。ちょっと分からないですね。あまりまだ、実感もないんですよ、本当に。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:ではこちらの。