石川遼が逆転で今季2勝目、通算20勝目を達成 賞金ランキング5位に浮上で2009年以来の賞金王の可能性も
<三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日◇10日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70> 【動画】打点をミリ単位でコントロール 重圧に強くなる石川遼のアプローチ練習法がスゴイ 国内男子ツアーの最終ラウンドが行われ、首位と1打差の2位タイから出た石川遼が5バーディ・2ボギーの「67」で回り、トータル11アンダーで逆転優勝。『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品』以来の今季2勝目は、ツアー史上12人目の通算20勝目、大会史上最多の4勝目となった。33歳54日での20勝目は史上5番目の年少記録。優勝賞金4000万円を獲得して賞金ランキングは5位に浮上した。 前半4つ伸ばして2位に2打差をつけて単独首位で折り返した石川遼。このまま逃げ切りかと思われたが11番パー4、13番パー3をボギーとして後退すると、谷原秀人にかわされて2位に後退。しかし、首位に立っていた谷原が18番パー5でボギーとしてトータル10アンダーでフィニッシュ。 最終組の一つ前の河本力が最終ホールでバーディを奪って10アンダー。首位タイに並んで18番を迎えた石川は、フェアウェイから残り230ヤードを2オンに成功。8メートルのイーグルパットは惜しくも外れたが、20センチのウィニングパットを沈めて後続を突き放し、両手を高々と上げて喜びを表した。 1打差の2位タイには谷原秀人と河本力、2打差の4位タイには堀川未来夢、ショーン・ノリス、3打差の6位タイには比嘉一貴、今平周吾、小西貴紀、佐藤大平が入った。 単独首位から出た金谷拓実は「72」と2つ落として、木下稜介と並んでトータル7アンダー10位タイで4日間を終えた。 賞金ランキング1位の平田憲聖は2バーディ・2ボギーの「70」と伸ばせず47位タイ。獲得賞金は60万9600円で約1億793万円。賞金ランキング2位の金谷が504万円を加算して1億124万円余りとその差は約670万円。 優勝した石川遼は獲得賞金7711万円余りの同5位に浮上。残り3試合はいずれも優勝賞金4000円万円の高額大会。石川は2009年以来の2度目の賞金王のタイトルをかけて残り3戦に臨む。 【最終成績】(カッコ内は最終ラウンドスコア) 1/-11/石川遼(69) 2T/-10/谷原秀人(66)、河本力(67) 4T/-9/堀川未来夢(65)、ショーン・ノリス(66) 6T/-8/比嘉一貴(66)、今平周吾(69)、小西貴紀(69)、佐藤大平(70) 10T/-7/木下稜介(70)、金谷拓実(72) 【
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