森永卓郎氏 大納会で“バブル超え”高値 年明けからの暴落予見「実はその兆候は出てきていて」
経済アナリストの森永卓郎氏(67)が31日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)にリモート出演。大納会を迎えた30日の東京株式市場で、日経平均株価が年末としてはバブル経済期を超える高値となったことにコメントした。 【写真あり】がん闘病で「だいぶやせた」という森永卓郎氏。息子で経済アナリストの康平氏と2ショット 終値は前年末と比べて6430円37銭(19・2%)高の3万9894円54銭。2年連続で前年を上回り、年末の株価としては、バブル期の1989年に付けた3万8915円を超え、35年ぶりに史上最高値を更新した。 経済アナリストの森永康平氏は「今年はいい材料がいっぱい絡んだ。来年はいろいろと不安定な材料が多い印象があるから、個人的には年後半ぐらいから崩れそうだなと予想は立てている。2割とかそんなもんじゃないですか。親父みたいに9割下がりますとかそういうのはないと思います。来年、前半円安株高、後半円高株安という感じ」と見解を述べた。 康平氏の父・卓郎氏は「マーケット関係者、金融村の人たちも個人的に話をすると、来年は下がるだろうなっていう人がむしろ主流派なんですよ。ところが、メディア前では口が裂けてもそんなことはおくびにも出さない。なんでかっていうと、言った途端に会社に帰れなくなるから」と指摘。「日本も1989年の大納会の日がピークです。そこから83%下がっていく」と年明けから下がっていくと主張。「実はその兆候は出てきていて。昨日のアメリカのマーケットは一時期700ドルを超える大幅な下落を記録している。終値でも400数十ドル下がったんですけど、つまりアメリカでは始まっているっていうのが私の見立て」とした。 今年8月、日経平均株価は1日で4451円下落し、「令和のブラックマンデー」とも言われた。この際、卓郎氏はリスナーに株を売るように促していた。このことに対して、謝罪を求められるも、卓郎氏は「私はもう一度いいたい、ラストチャンス!」とあくまでも持ち株を売るよう呼びかけた。