多拠点生活とウェルビーイングの本質 幸運な人が実践する「LUCKの法則」とは
運がいい人がしている、LUCKの法則
島田:そうなっていくためには、頭の中でそれがいいだろうと考えていても、なかなかできないから、 1回違うところに自分の身を置くのは大事ですよね。やっぱり見る景色が変わると、意識も変わる。ちょっと場所を変えたり、いつも違うことをしてみたりするっていうのはすごく大事なことだと思う。 佐別当:僕は自分の運がいいと思ってるんですね。まさに、場所を変えるのはとても重要だと言われていて、LUCKの法則というのがあります。 Location(環境)、Understanding(理解)、Comunication(人間関係)、Knowledge(知識)で、運がいい人はこの4つを変えているって言われているんです。多くの人はナレッジを変えるとか、コミュニケーションの取り方を変えてみて相手との関係性がうまくいくように努力するとか、自分の考え方を変えてみようなど、Location以外のことはよくやっていると思います。ただ住む場所や働く場所を変える、他の拠点に移動するというのは、場所を変えた瞬間に全部が変わるじゃないですか。 付き合い方も変わるし、考え方も変わるし、景色も変わるし、場所を変えまくってるから運がいいんだよって言われたことがあります。 齋藤:その身体知ってすごく重要だと思っています。ただ、中心軸みたいなものがなく分散だけしてると、ダメなんですよね。だから、自律した上で、分散をする。 月1回や2週間に1回でもしっかりと人と会って、ビジョン、ミッション、バリューを語り合って、 こういう方向性がゴールだと共有した上で分散するのが、ビジネスにおいては大切です。分散すれば分散するほど、多拠点になればなるほど、こうやってみんなで会って語り合う、ということがやっぱり重要になるなと思います。 ▶︎Forbes JAPAN SALON「スモール・ジャイアンツ イノベーター Meetup」では、トークセッション後、イノベーターや参加者たちが交流の場を持った。 編集後記: 聞き手となった私自身、コロナ禍を経て2年前から子育てを機にリモートワークを選択し、地元である名古屋に拠点を移した。今では都市部とも地域ともつながりながら働くことに心地良さを感じているが、コロナ禍になった当初は家にこもり、移動が減ったことで八方塞がりのように息苦しさを感じた。「場所を変える」ことで「意識も変わる」。それだけでなく、コミュニケーションや付き合う人たちも変化することで、自然と自分自身をより良い状態に変え、結果的にウェルビーイングを高めることにつながっていく。登壇した御三方のように、地域のイノベーターたちは、自分自身を支える拠り所があり、やりたいことにとことん向き合い実現させているからこそ、生き生きとしていて日々の疲れを感じさせない。自律分散型の社会を生き抜くスキルを教わった。(督) スモール・ジャイアンツ サイトをチェック▶︎ https://forbesjapan.com/small_giants
督 あかり